始まり

NEMOHAMOの香りの、キーとなる天然精油「クロモジ精油」をつくるのは、京都市右京区京北にある「杉乃精（すぎのせい）」さん。以前工房を訪れたとき、かつて京北が木材の一大生産地だったこと、けれど国内林業の廃れから木々は放置され弱り、自然災害などで倒木して里山を荒らしてしまっていることを知りました。
杉乃精さんはその京北の地で、手入れが行き届かなくなった山林を整備し、枝打ちした枝葉や間伐材から精油を製造されています。

こんなふうにものづくりの背景を知る時、ものづくりの原点はなんだろう？その始まりにはどんな想いがあるのだろう？と思いをはせることがあります。

お客様が喜んでくれる商品をとどけたい。
植物のちからで、暮らしを豊かにしたい。

作り手の数だけ、ものづくりに関わる人々の数だけ想いはあるけれど、その根っこの部分には「誰かの役に立ちたい、困っている人を助けたい」という願いがあるのではないでしょうか。

その先にいる「誰か」を想うこと。ごく当たり前なことかもしれませんが、ものづくりの先にいる人々を想うことを大切に、2022年もNEMOHAMOが信じる植物のちからを届けていきたいです。

新しい1年が始まってそろそろ2か月が経ちますね。
皆さまはどんな1年の始まりをお過ごしでしょうか。